3つの特徴から見るマイニング

ビットコインの貴重な入手方法であり、ビットコインの運営の根幹を担う採掘(マイニング)とは何なのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

色々な役割を持つため複雑な仕組みに見えるマイニングですが、今回はマイニングが持つ特徴を大きく3つに分けてまとめてみました。

1.マイニングとは、取引の承認作業

マイニングとは、ざっくり言ってしまうと取引の承認作業の事です。採掘者(マイナー)がマイニングを行ってくれることで、ビットコインの取引は承認され、複数のマイナーに承認されることで確定されます。

ビットコインではマイニングで不正出来ないよう相互監視されるProof of Work(プルーフ・オブ・ワーク)という仕組みが使われています。

2.マイニングには報酬がある

マイニングを行うと、「一定額の報酬」と「自分が処理したブロック(取引のまとまり)に設定されている手数料の総額」を報酬として受け取ることが出来る仕組みになっています。

マイニングを行えるのは桁数の大きな計算問題を最初に解けた一人のみとなっていて、その問題の難易度は、10分で解けるよう都度、調整されています。

3.ビットコインはマイナーへの報酬としてのみ発行される

ビットコインはその価値が陳腐化しないよう発行する総量が最初から決まっていて、マイニングの報酬によってのみ新規発行される仕組みになっています。マイナーへ支払われる「一定額の報酬」が新規発行にあたる部分です。

この一定額の報酬は4年に一度半減されるようになっていて、2017年現在の報酬額は「12.5BTC」です。次の半減期は2020年が予定されています。

そして、決められた発行量である「20,999,999.9769BTC」に達した時点で新規発行されなくなり、マイナーへの報酬も手数料のみになります。