代表的なトラブル事例
ビットコインでは、早くも様々なトラブルが発生しています。
マウントゴックス事件
日本ではおそらく最も有名なビットコイン関連の事件です。内容は単純なもので、マウントゴックス社のサーバーが何者かにハッキングされ、ビットコインが盗まれてしまった、というもの。
実際は内部犯(社長)の犯行ではないかと言われているようですが、真相は未だ明らかになっていません。
損害額が大きく、マウントゴックス社は破産。同社にビットコインを預けていた人たちの元には、ビットコインは戻ってきませんでした。
シルクロード事件
違法サイトに利用され、その管理人が逮捕出されたことで、皮肉にもビットコインの価値を世に知らしめることになった事件です。
違法行為が行われていたサイトの支払い方法としてビットコインが利用されていました。ビットコインのアドレスは、どこかに許可を得ることなくいくらでも作成できるため、匿名性が非常に高く、そこに目を付けた犯罪者に利用されることとなったようです。
ビットコインの利点である
・送金の速さや換金の容易さ
・いくつものウォレットを簡単に持てる
といった点と、リスクと言われている
・国によって法整備が追い付いていない現状
・高い匿名性を利用して、犯罪行為に利用される可能性がある
といった点がこの事件を報じたニュースにより同時に明るみに出たことで、政府や警察はビットコインに対応せざるを得なくなり、一般の投資家にもその価値に気づくきっかけとなりました。
