大きく価格変動を繰り返しながら、確実に成長するビットコインの歴史
2009年、ビットコイン誕生
2008年10月31、「Satoshi Nakamoto」と名乗る人物によって、ビットコインに関する論文が発表されました。そのわずか3か月後、2009年1月にビットコインの運用が開始されています。
ビットコインの生みの親である「Satoshi Nakamoto」氏については、本名なのかどうかさえわかっていません。匿名で取引できるビットコインらしい、何とも不思議な話ですね。
2011年、国内初の取引所が誕生
ビットコインは一部のプログラマーの間で取引が行われたり、ニュースに取り上げられたりと着実に広まりましたが、一般の人にまで浸透し始めたのはこの頃からです。
ある日本(を本社とする)企業に、Mt.Gox社が買収され、国内初の取引所となります。このころのビットコインの価値は1BTCあたり70円台。
その後、大手メディアでビットコインが取り上げられ注目が集まったことから高騰し、1,400円台まで上昇!しかし、それによって当時まだセキュリティ対策が十分でなかった取引所がハッキングされる事件が相次ぎ、価格が暴落してしまいます。
2012年、着実に定着するビットコイン
一旦価格が下がってしまったビットコインですが、事件のニュース等によって認知が広がったことにより、また少しずつその価格を上昇させていきます。
そして2012年11月、採掘(マイニング)の定額報酬が50BTCから25BTCに引き下げられる、初の半減期が実施されました。これによってビットコインの入手はさらに困難になり、価格上昇を加速させることになりました。
2013年、ビットコインの価格が急上昇
2012年終わりには1,100円台だったビットコインは、2013年1月には1,900円台を記録。さらにキプロスの金融危機などがあり、国や金融機関を信用しなくてもいいビットコインの魅力に多くの人が気づくこととなります。
そして中国をはじめとする各国の裕福層がビットコインを大量に購入した結果、ビットコインの価格は急上昇。12月には1BTCあたり12万円台を記録しました。