2014年、ビットコインの低迷期

高値を記録したビットコインでしたが、同日12月5日に中国が金融機関でビットコインを取り扱うことを禁止してしまいます。この発表直後にビットコインの価格は大暴落!

約2か月後に世界最大手だった取引所のMt.Gox社が倒産してしまったことも相まって、2014年5月には4万5千円台まで下落してしまいます。

各社が後の大手となる取引所を開始したことにより、少しずつ価格は回復していましたが、今度はあるマイニンググループ(採掘をする人たちのグループ)の計算量が全体の半数を上回ってしまう、という事態が発生しました。

ビットコインは計算量で多数決を取り、取引を承認していますから、全体の半数以上の力を持っていれば取引内容を改竄できてしまいます。これによってビットコインは信用を失い、2015年1月には2万5千円台まで価格を落としていきました。

2015年、欧州にて非課税に。そして2017年へ

10月22日に、欧州はビットコインを非課税とすると発表したのです。このニュースにより、ビットコインの価格は再度上昇していくこととなります。

その後、2016年7月に2回目の半減期を迎え、2017年7月には日本国内において、消費税が非課税となり、8月にはビットコインが分裂、新たにビットコインキャッシュ、というアルトコインが誕生する等様々な事件がありました。

そんな中、ビットコインの価値は上昇を続け、11月1日時点で1BTCあたり74万円代と信じられないほどの高値を記録しています。その後も上がり続けましたが、11月9日に「ビットコインの分裂(フォーク)を中止する」、という声明が出されてから、緩やかに価値が下がってきています。

ビットコインはこうして大きな価格変動を繰り返してきましたが、着実にその価値を高めていました。また大きく暴落する可能性もありますが、今後どうなるのかは誰にもわかりません。

ビットコインが今後どうなっていくのか、とても楽しみですね。